天正元年(1573)開創の曹洞宗の寺で、開山は麒庵東麟大和尚(きあんとうりんだいおしょう)。本山は永平寺、總持寺です。法堂(はっとう)には本尊として聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)が祀られています。現法堂は、昭和5年(1930)の北伊豆地震の直後に再建立され、三門・庫裡とともに木造の伝統的な建築物です。




【白瀧観音堂全景】
三門を入って右手、白瀧観世音菩薩(しらたきかんぜおんぼさつ)の祀られている白瀧観音堂は、駿豆両国・横道観音霊場第一番札所として深い信仰を集め、毎月18日の縁日には観音講がひらかれています。白瀧観音は、もとは、今の白滝公園になっている地に白瀧寺という尼寺(あまでら)があり、その本尊でしたが、明治初年に廃寺となっていたのを当時の常林時住職が憂い、お堂を建立し祀ることになりました。





平成22年夏、白瀧観音堂は新たにひらかれた多目的ホールとして竣工いたしました。
法要や法事のあとの会食はもちろんのこと、ライブスペースやギャラリーとしても機能する荘厳でありながらシンプルで柔軟性のあるホールです。観音さまの後ろは三島の疎水である源兵衛川を借景とした、街中とは思えない静かな空間が広がります。