
4月22日
久しぶりのオテライブ
4月18日、およそ半年ぶりのオテライブが開催されました。
今回の出演は”Theremin And Tokyo Acoustic Musical Instruments”
頭文字をとって略称”TATAMI”です。
日本語に直すと、「テルミンと東京の非電気楽器隊」ということでしょうか。かえってわかりにくいですね・・・
TATAMIについて詳しくは、オテライブのページをご覧下さい。
こちら
常林寺に登場するのは2回目のTATAMIメンバー。
当日、レンタカーの軽ワゴンに満杯の楽器と5人を積んでメンバーが到着しました。
TATAMIのメンバーのほかに「ちゅげ」さんというジャグラー(大道芸人)も飛び入りゲストも東京から来てくれました。ちゅげさんはさて、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか?!
今回もオテライブということで、大変気合いを入れて望んでくれたメンバー。それぞれ希望のカバー曲や自分の曲を持ち寄って、新曲を仕込んできてくれたとのこと。こちらも楽しみであります。
そして、テルミンの佐藤沙恵さん、アコーディオンのDANさん、パーカッションの太田真由美さんはそれぞれ自前の和服を用意して、そしてギターの下田敦さんは住職の着物をレンタル。メンバー全員和服でのライブに挑戦です。
まずは、みなさんめったにお目にかかることのないテルミンから。
テルミンには2本のアンテナが取り付けられています。2本のアンテナからはおおよそラジオの電波のようなものが出されていてお互いに干渉しあっています。その干渉の具合によって音量が変わったり音程が変わったりということだそうです。
写真の「アンテナその1」に近づくほど低い音が、離れるほど高い音がでます。
「アンテナその2」に触れていると無音。手を離すと音が出始め、話せば話すほど音量が大きくなります。
この両手の絶妙な組み合わせで音楽が出来上がります。ほー。
いよいよライブが始まります。やはりお寺の荘厳には和服がよく似合います。坊主頭の下田さんはほとんど住職かと。
写真右手からテルミン佐藤さん、ギター下田さん、アコーディオンDANさん、パーカッション太田さん。太田さんはめずらしいスチールパンも持ち込んでくれました。ドラム缶で作った鉄琴とでもいいましょうか。カリブ海生まれのその楽器はぽやんぽやんと優しい音を奏でます。
テルミンのどこか儚げな音色が本堂に漂います。ただ珍しさだけを強調するのでなく、テルミンとアコースティック楽器のアンサンブルによって新しい音楽性を提示し続けている佐藤さんの音楽はオテライブに集まってくださった皆さんの心に新たな音楽の色彩を届けてくれたことでしょう。
そして演奏はすすみ、佐藤さんの選んだ新曲「メトロポリタンミュージアム」。そう、NHKみんなのうたで20年くらい前に流れていた『タイムトラベルは、楽し♪』のあの曲です。曲が始まると客席からジャグラーちゅげさんが現れます。ちゅげさんは手にしたクリスタルの玉を自在に操り、まるでその玉にちゅげさん自身が操られているかのよう。テルミンのちょっと不思議な雰囲気とあいまって、会場の皆さんも大盛り上がり。とくにお子さんは大喜び。
こうして、今年のオテラミンもおかげさまで大変盛り上がりました。
お越し下さいましたみなさま、ありがとうございました。


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